『ゆとり教育』ってなに
ゆとり世代がなぜ批判されているのか
知りたくなって調べた。
1989年詰め込み教育から『落ちこぼれ』を思案され
『ゆとり』と『生きる力』を求めた教育を求められる。
でも『ゆとり』の本質であった
余暇の意義が曖昧なまま
1998年の学習指導要領改訂が打ち出された。
1998年の学習指導要領改訂の特徴
〇教育内容の厳選
〇5日制の導入
〇相対評価から絶対評価への切り替え
〇授業数の削減 など
1998年の改訂は2002年に
小学校で実施される。
この頃の私は小学校3年生。
そういえば土曜に学校いかんでよくなったかなぁ。
2006年のPISAショックで
学力低下が騒がれる。
『ゆとり教育』『ゆとり世代』が
勉強できひんマイナスのイメージとして
世の中に広く拡散した。
この反省から2008年の学習要領改訂で
小学校では理科の時間が60コマ増えた。
プラス外国語活動が5、6年生で必修となる。
でも、まって、戻ろう。
2006年にPISAでのテストを受けた人は
ゆとり教育をしっかり受けた人ではない。
低かったのはテストの形式に慣れてなかったのも1つの原因。
その後の2012年のPISAで日本はトップクラス。
実はここが『ゆとり教育』を受けた人の結果。
なんだそれ、と思ったのが率直な感想。
ちなみにPISAは教育の競争ではなく、将来のための教育を根底に実施されている。
じゃぁ、その『ゆとり教育』で育った人は何をしたのかな。
土曜日に学校がなくなった分、自由に使える時間が増えた。
絶対評価になって『競争』に代って、『協力』が生まれた。
教科書が薄くなった分、
授業中の先生の余談が増えたかもしれない。
それって結構楽しい学校生活だったのじゃないかな。
2016年に改訂された新学習指導要領は
2020年から小学校で実施され始める。
大きく変わるのは
小学校の道徳と英語の教科化。
それから大学受験の形式。
でもこれも1998年と同じように
グラグラな、曖昧な打ち出しのような気がする。
道徳と英語はなんで学習するのかな。
大学はなんのために行くのかな。
考えないとなぁ。。。
MOE
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